2006年10月10日
血小板成分献血
9月30日、シアトルに来て2回目の成分献血に行ってきました。
さて、いきなりですが、成分献血につかわれる採血機についてすこし説明します。成分献血では全血のなかから血小板や血漿だけを選んで採取し、残りの血を献血者に返します。血液を成分ごとに分けるには、膜を使って透過させる膜式と遠心分離の原理でわける遠心式とがあります。遠心式には、一度にまとまった量の全血を採取し分離後のこりを献血者に戻すパッチ式と、採血しながら分離もして残りを返す連続式とがあります。パッチ式の場合は一本の管を採血→返血と交互に使えますが(いわゆる片手献血)、連続式の場合は採血用の管と返血用の管が必要になります(両手献血)。ところがGambro.BCT社のTrimaという機械では、採血と返血のサイクルを極端に短くすることで、一本の管で連続式をやってのけてしまいます。そしてこのTrimaが僕がいつも通っている血液センターで使われている機械なのです。
今回は午後1時に予約していました。まずは問診票を記入します。質問項目が50個以上あって、しかも日本のみたいに「いいえ」と答えていればいいわけではなく時々"Yes"と答えなければいけない質問もあるので要注意です。さらに僕はアメリカ育ちではないので、「過去に住んでいたことのあるアメリカ・カナダ以外の国」の項目なども毎回詳しく書かなければなりません。これが結構めんどくさいです。
記入が終わるとお医者さんのところで問診です。アメリカでは血液の比重を測るのにヘマトクリット管を使っています。血液の比重と体温、血圧脈拍だけ測って検査は終わりです。日本の全血用の検査と同じです(日本の場合体温は地方によって測る所と測らない所がある。京都はいつも測っていない)。
いよいよ採血です。今回はdoubleで採って良いかと聞かれ、よく分からなかったけどまあ2単位採るということかなと思ってOKしました(で、時間は案の定、普段の倍近い100分ほどかかりました・・・)。パッチ式の採血機(Multi やCCSなど)では1サイクルが採血10分返血5分の15分くらいなのですが、このTrima、なんと採血45秒返血15秒の1分というとんでもない高速なのです。そして高速で採血するため、血管にかなりの圧力がかかることが要求されます。ぼーっとしているとすぐに圧力低下のアラームが鳴ってしまうのです。僕は血管の太さには結構自信があり、日本でCCSなどで採血する際には手を握ったり開いたりしなくても、もっというとうたた寝していても(^_^;)充分な圧力が確保できていて問題なく採血できるのですが、このTrimaのときはいつも苦戦しています。Squeezer (にぎにぎするウレタン?製のおもちゃ)をもらって採血サイクルの間中ずっと必死で手を握ったり開いたりしています(返血サイクルの時にすると血が戻ってくるのを妨げるのでよくない)。それでもしょっちゅうアラームが鳴ってしまうのでワームパッドも置いてもらって腕を暑いぐらい温めています。これでようやくスムーズに献血ができます。僕にとってはなかなかつらいこの採血機なのですがアメリカ人にとってはこれくらいは平気なのでしょうか。なんだか体力差をこんなところでも感じてしまいます。
採血中はなんせ45秒間にぎにぎ→15秒間休憩、を繰り返さなければいけないので、けっこう大変です。論文読むのにもなかなか集中できません。そこまでしてなんで献血せなあかんねん、と思わなくもないのですが・・・。ともあれそんなことを繰り返しているうちにあっという間(でもないけど)に100分が経ち、献血が終了しました。今日は隣のベッドの人が初めて献血するという人だったのでいろいろ話をしたりしていました。また献血中には次回は何時が都合が良いか聞かれ、献血が終わっても居ないうちから次回の予約をしてしまいました。
日本では献血後一週間くらいすると検査結果を送ってくれますが、アメリカではそんな物は送ってきません。赤十字で献血したときはしばらくするとお礼の手紙とマグネットが送られてきましたが、シアトルで献血を管轄しているPuget Sound Blood Centerではそれも送られてきません。いや、本当はドナーカードが送られてくるはずなのですが、最初住所を間違って登録されたためか未だに何も送ってこないのです。ちゃんと訂正したのに・・・。
おまけ。
以下のサイトで採血装置占いを見つけました。これを占いと呼んで良いのかよく分かりませんが・・・。
↓↓↓↓↓↓↓
採血装置占い@kenketsu.com
さて、いきなりですが、成分献血につかわれる採血機についてすこし説明します。成分献血では全血のなかから血小板や血漿だけを選んで採取し、残りの血を献血者に返します。血液を成分ごとに分けるには、膜を使って透過させる膜式と遠心分離の原理でわける遠心式とがあります。遠心式には、一度にまとまった量の全血を採取し分離後のこりを献血者に戻すパッチ式と、採血しながら分離もして残りを返す連続式とがあります。パッチ式の場合は一本の管を採血→返血と交互に使えますが(いわゆる片手献血)、連続式の場合は採血用の管と返血用の管が必要になります(両手献血)。ところがGambro.BCT社のTrimaという機械では、採血と返血のサイクルを極端に短くすることで、一本の管で連続式をやってのけてしまいます。そしてこのTrimaが僕がいつも通っている血液センターで使われている機械なのです。
今回は午後1時に予約していました。まずは問診票を記入します。質問項目が50個以上あって、しかも日本のみたいに「いいえ」と答えていればいいわけではなく時々"Yes"と答えなければいけない質問もあるので要注意です。さらに僕はアメリカ育ちではないので、「過去に住んでいたことのあるアメリカ・カナダ以外の国」の項目なども毎回詳しく書かなければなりません。これが結構めんどくさいです。
記入が終わるとお医者さんのところで問診です。アメリカでは血液の比重を測るのにヘマトクリット管を使っています。血液の比重と体温、血圧脈拍だけ測って検査は終わりです。日本の全血用の検査と同じです(日本の場合体温は地方によって測る所と測らない所がある。京都はいつも測っていない)。
いよいよ採血です。今回はdoubleで採って良いかと聞かれ、よく分からなかったけどまあ2単位採るということかなと思ってOKしました(で、時間は案の定、普段の倍近い100分ほどかかりました・・・)。パッチ式の採血機(Multi やCCSなど)では1サイクルが採血10分返血5分の15分くらいなのですが、このTrima、なんと採血45秒返血15秒の1分というとんでもない高速なのです。そして高速で採血するため、血管にかなりの圧力がかかることが要求されます。ぼーっとしているとすぐに圧力低下のアラームが鳴ってしまうのです。僕は血管の太さには結構自信があり、日本でCCSなどで採血する際には手を握ったり開いたりしなくても、もっというとうたた寝していても(^_^;)充分な圧力が確保できていて問題なく採血できるのですが、このTrimaのときはいつも苦戦しています。Squeezer (にぎにぎするウレタン?製のおもちゃ)をもらって採血サイクルの間中ずっと必死で手を握ったり開いたりしています(返血サイクルの時にすると血が戻ってくるのを妨げるのでよくない)。それでもしょっちゅうアラームが鳴ってしまうのでワームパッドも置いてもらって腕を暑いぐらい温めています。これでようやくスムーズに献血ができます。僕にとってはなかなかつらいこの採血機なのですがアメリカ人にとってはこれくらいは平気なのでしょうか。なんだか体力差をこんなところでも感じてしまいます。
採血中はなんせ45秒間にぎにぎ→15秒間休憩、を繰り返さなければいけないので、けっこう大変です。論文読むのにもなかなか集中できません。そこまでしてなんで献血せなあかんねん、と思わなくもないのですが・・・。ともあれそんなことを繰り返しているうちにあっという間(でもないけど)に100分が経ち、献血が終了しました。今日は隣のベッドの人が初めて献血するという人だったのでいろいろ話をしたりしていました。また献血中には次回は何時が都合が良いか聞かれ、献血が終わっても居ないうちから次回の予約をしてしまいました。
日本では献血後一週間くらいすると検査結果を送ってくれますが、アメリカではそんな物は送ってきません。赤十字で献血したときはしばらくするとお礼の手紙とマグネットが送られてきましたが、シアトルで献血を管轄しているPuget Sound Blood Centerではそれも送られてきません。いや、本当はドナーカードが送られてくるはずなのですが、最初住所を間違って登録されたためか未だに何も送ってこないのです。ちゃんと訂正したのに・・・。
おまけ。
以下のサイトで採血装置占いを見つけました。これを占いと呼んで良いのかよく分かりませんが・・・。
↓↓↓↓↓↓↓
採血装置占い@kenketsu.com
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http://ch08331.kitaguni.tv/t300617
この記事へのコメント
詳しいですねえ、献血に・・・ (趣味:献血でしたっけ?)
結構大変そうですね。なのに、なにゆえそこまでして通うのか・・・?
しかも献血の予約なんて初めて聞きました(笑)
私は現在日本政府によって献血してはならない人間に指定されています。数年前ふらっと立ち寄ろうとしたら、70−8−年代にヨーロッパ滞在経験のある人間は献血できなくなったと断られました。でもその後に、「でも政府の方針はまた変わるかもしれませんから、また来てみてくださいね」と言われた・・・柔軟すぎるぞ、政府の方針(笑)
結構大変そうですね。なのに、なにゆえそこまでして通うのか・・・?
しかも献血の予約なんて初めて聞きました(笑)
私は現在日本政府によって献血してはならない人間に指定されています。数年前ふらっと立ち寄ろうとしたら、70−8−年代にヨーロッパ滞在経験のある人間は献血できなくなったと断られました。でもその後に、「でも政府の方針はまた変わるかもしれませんから、また来てみてくださいね」と言われた・・・柔軟すぎるぞ、政府の方針(笑)
Posted by INE at 2006年10月29日 17:12
イギリスに80年代に滞在したことのある人は、それがたとえ一日だけだっても献血できないんですよね、いまの制度では。アメリカでも狂牛病の牛は見つかってるはずなのに、アメリカ渡航経験者はいまのところ何の制限もなく献血できます。見つかった牛の数が少ないのと、アメリカに行ったことのある人は非常に多いのでそれを献血禁止条件にすると献血が成り立たなくなってくるからだと個人的には思ってます。
献血などボランティアは、「しない善よりする偽善」の精神で、できること、したいことだけを、したいときにやっています。
献血などボランティアは、「しない善よりする偽善」の精神で、できること、したいことだけを、したいときにやっています。
Posted by mikan at 2006年10月29日 19:24


